コープの商品

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おすすめ! コープの商品

レインフォレスト・アライアンス認証のカカオ豆を使用した コープカカオ70%チョコレート・コープカカオ85%チョコレート
カカオをふんだんに使った、ビターでおいしい素敵なチョコレートが完成しました。持続可能な農業の応援にもなります。

「レインフォレスト・アライアンス認証」を受けたカカオ豆を使用した、ハイカカオチョコレートが新発売になりました。
華やかな香りとカカオ本来の味を楽しめるおいしさと同時に、カカオ産地の環境保護と産地の応援にもなるという、チョコレートの登場です。

  • レインフォレスト・アライアンス認証基準量は30%以上ですが、「カカオ70%チョコレート」には32%、「カカオ85%チョコレート」には39%のコートジボワール産カカオ豆を使用しています

おいしく食べて産地の応援にもなる!

コープではカカオの味を楽しめる、おいしくてカカオの含有量が多いハイカカオチョコレートを作りたいという思いのもと、2016年春から1年半かけて、ハイカカオでありながら食べやすい「カカオ70%チョコレート」「カカオ85%チョコレート」を完成させました。

カカオ豆を乾燥させる生産者の写真

カカオ豆は発酵させたあと乾燥させます

日本でおなじみの味であるガーナ産カカオ豆。そこにヨーロッパで好まれているキレと少し酸味のある「レインフォレスト・アライアンス認証」を受けたコートジボワール産のカカオ豆を、認証基準量を超えてブレンドしました。

レインフォレスト・アライアンス認証とは、環境保護や、労働者とその家族の生活向上など、持続可能な農業のための基準を満たした農園に与えられるものです。コートジボワールの産地でも、ごみの捨て方(分別)や排水の処理方法が改善され、カカオ豆の味を落とさない発酵方法で製造しています。

私たちがこの認証を受けたカカオ豆を使用したチョコレートを食べることで、認証を受けた農園の収入が増え、環境保護や産地の応援につながります。

練れば練るほどまろやかに

アフリカ大陸から船に揺られて約2カ月、大きな塊で日本に届く原材料のカカオマス(※)を、専用の機械で温めながら溶かすところからチョコレート作りは始まります。そこへ砂糖を加えて混ぜ、人間の舌がざらつきを感じない20ミクロン以下にまで丁寧に微粒化することで、口溶けが良くなります。

  • カカオの実の中の種(カカオ豆)を発酵・乾燥・焙煎(ばいせん)して、砕いたものを冷却し、固めたもの
カカオマスを機械に入れる様子

茶色い大きな塊で日本に届いたカカオマスを、専用の機械で温めて溶かします

微粒化する前と後のカカオマスの写真

カカオマスと砂糖を細かくします(微粒化)。左はまだ加工を始めたばかりでざらざらしていて、右が加工を終えてさらさらの粉状になったもの

次の「コンチング(精練)」という練り上げる工程はじっくり長時間手間をかけて、一晩続きます。豆の成分・カカオマスだけでは苦いのですが、練れば練るほど苦味がなくなりマイルドになって、香りが生まれます。そしてチョコレートをきれいに固めるために、「テンパリング(調温)」を行います。いったん冷やしてちょっと温度を上げるという繊細な温度調節を行い、チョコレートに含まれるココアバターの結晶を整えることで、きれいなピカピカのチョコレートになります。

組合員の声を聞いて

発売前に試作したチョコレートは全国の生協の組合員727人に実際に食べてもらいました。カカオ70%の商品は、味のテストで100%の組合員が「おいしい」と回答してくださった自信作。パッケージデザインも組合員の声を聞いて決定しました。

個包装にしているので、家庭での休息のひとときや、オフィスでなど、さまざまな生活のシーンにぴったり。幅広い年代の方々に食べていただきたいチョコレートです。味わいのあるカカオ70%とよりビターな85%、どちらがお好みでしょうか? ぜひお試しください。

チョコレートのイメージ画像
レインフォレスト・アライアンスとは?

レインフォレスト・アライアンスは国際的な非営利団体で、森林を保護する持続可能な農園プログラムを開発、1992年に農園認証が始まりました。
廃棄物の堆肥化とごみの分別や、農薬使用の低減、水質保全、地域の学校教育や医療の向上など、100項目以上の監査、第三者機関のチェックを通して、農園が認証されます。このカエルのマークの商品を選ぶことで、持続可能な農業を営む農園の支援になります。
中南米・アフリカ・東南アジアなど、地域も広がっており、農業のほかに、林業・観光業の認証活動も行っています。

コートジボワールでは、100万~200万戸にのぼる家族単位の小さな農家が、カカオ豆を生産しています。個人が生産したカカオ豆を地域の集荷場へ集め、仲買人を経て農産品商社であるOlam(オラム)社へ。Olam社は、コートジボワールなどでカカオマスを製造する工場を運営するほか、農家への栽培指導や周辺の環境保全など、レインフォレスト・アライアンス認証を通してより持続的なカカオ豆生産の実現に力を入れています。

アフリカの地図内のコートジボワールの場所

● Olam社 カカオ豆担当者コメント

「コートジボワールのカカオ豆農家にとって、レインフォレスト・アライアンス認証はカカオ豆の収穫量増加、そして生活水準の向上を可能にします。生産者たちは、厳しい認証基準に沿って栽培方法を改善していくことで収穫量を増やすことができます。さらに認証を受けたカカオ豆を販売することで家計が潤い、家族みんながより良い生活を送れるようになるという長期的なメリットがあります。健康にも世界にも良いチョコレートです! ぜひ、お召し上がりください」

【広報誌2018年2月号より】