産地視察・交流

2015年7月23日~24日、福島で産地視察・交流を行いました

7月23日から24日まで、コープネットグループ各生協の組合員・役職員20人が福島県にあるJA新ふくしまを訪問し桃の収穫体験や梨の圃場を見学しました。また、東日本大震災と東京電力福島第一原子力発電所事故で甚大な被害を受けた福島県浜通り地区の視察も行いました。

1日目は、JA新ふくしま北信支店を訪問。永澤専務よりご挨拶いただき、「原発事故による風評被害はだいぶ収まりつつあるが、農作物の相場価格は相変わらず厳しい状況が続いている」という現状についてご報告いただきました。

その後、色づいた桃がたわわになっている桃の畑で収穫を体験。参加者は、桃を傷つけないよう、力加減に気をつけながら、1つ1つやさしく収穫しました。湯野(ゆの)共選場では、桃が選別される過程を見学。梨の畑も見学し、幸水、豊水、二十世紀、あきづきなど、さまざまな品種の生育方法について教えていただきました。

桃の生産者、籾山(もみやま)さんの畑で収穫体験。桃はデリケートなので、力加減に気をつけながら収穫しました

桃の生産者、籾山(もみやま)さんの畑で収穫体験。桃はデリケートなので、力加減に気をつけながら収穫しました

湯野(ゆの)共選場では、桃を品種、生産者ごとに1つ1つ光センサーで糖度を計測。その後、サイズ、等級ごとに丁寧かつスピーディーに選別
湯野(ゆの)共選場では、桃を品種、生産者ごとに1つ1つ光センサーで糖度を計測。その後、サイズ、等級ごとに丁寧かつスピーディーに選別
生産者の石田さんから、梨の栽培方法や、これからの福島の農業にかける思いを伺いました
生産者の石田さんから、梨の栽培方法や、これからの福島の農業にかける思いを伺いました

2日目は、福島県浜通り地区を視察。人が住んでいない居住制限区域、帰宅困難地域との境界線、除染作業、大量の汚染土の山、津波で崩壊したままの家屋など、事実をありのままに見ることができ、あらためて東京電力福島第一原子力発電所事故の被害の甚大さに気付かされました。

参加者からは「生産者の方が家族のため、仲間のため、福島のため、復興に関わってくれた方のために一生懸命になっている姿に感銘を受けました。"買って応援""食べて応援""知らせて応援"していきます」などの声が寄せられています。

福島県浜通り地区にある居住制限区域、帰宅困難地域との境界線を視察
福島県浜通り地区にある居住制限区域、帰宅困難地域との境界線を視察
除染作業がいたるところで行われていましたが、汚染土を持っていく場所が決まっていないため、山積みにされていました
除染作業がいたるところで行われていましたが、汚染土を持っていく場所が決まっていないため、山積みにされていました
福島県浜通り地区にある富岡駅周辺は、津波の被害が手つかずのまま残されていました。民家の壁や扉は流され、家の中には軽トラックが…

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