日本を、食卓から元気にしたい。

飼料米Q&A

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飼料米とはどういうもの?
家畜のエサに用いられるお米です。コープネットの場合、生産から流通まで、きちんと区分けされ管理されています。

飼料(用)米は、非主食用米に区分されます。品種はいろいろですが、最近は、生産コストの面から、より多くの籾が付く飼料米専用品種が開発され、使われるようになりつつあります。
コープネットグループが生産してもらっている飼料米は、食用米とは作る田んぼが異なるだけでなく、田植えや収穫の時期をあえてずらしたり、両者が混じらないように農業機械を清掃したりと大変な気を使い、運搬・保管にいたるまで収穫した後もまったく異なった流通をしてもらっています。

※岩手県の「花巻東部カントリーエレベーター」は、穀物の貯蔵・乾燥・分別管理を行う施設です。農事組合法人遊新に参加する生産者などが出資し、2005年4月に完成しました。
「COOP特別栽培米 ひとめぼれ」など、人が食べるお米の選別・受け入れを中心に、質の高い安全なお米や小麦を供給する万全の体制を確保しています。約3,000トンの扱い量を持ち、飼料用米専用のサイロを割り当て、主食米との緻密な区分けも行っています。なお、この施設に保管された「特別栽培米ひとめぼれ」は全量コープネットグループに出荷されます。

若手生産者インタビュー「遊新」へ
飼料米をつくる意味は?
食生活にいろいろな幅ができ、人がお米を食べる量は簡単に増やせませんが、豚などのエサになる米を作ることで、田んぼを有効に活用し、守ることができます。

生産調整により、結果として田んぼが畑になったり、無くなったりするという状況が生まれています。でも、一度休んでしまった米づくりを、その田んぼで再開するのはとても大変なことです。また、たとえば転作で麦や大豆を作り続けると連作障害が出てきます。お米は、他の作物に比べ収穫量が多く、毎年安定して生産することができるので、食用米ではないとしても連作障害のないお米を作れることは生産者にとって、良いことなのです。
飼料米づくりは生産調整のしくみの中では転作などと同様に扱われるので、田んぼを有効に活用し、守っていくことができます。生産者の意欲と生計を助ける取り組みとしても注目されています。

若手生産者インタビュー「遊新」へ
生産調整って、どういうこと?
お米を作る量が食べたり使ったりする量を上回っているので、バランスをとるためにお米の生産量をあえて(少なく)調整することです。

食生活の変化などの影響を受けて1962年からお米の消費量が減少に転じました。そのためお米が余るようになり、米価の安定を図るために1971年から本格的に生産調整が行われるようになりました。別名、減反政策と言われます。生産調整は年々拡大し、現在、全国で260万ヘクタールある田んぼのうち約40%もの110万ヘクタールが、田んぼとして活用されていません。
生産調整は、生産者の主体的な取り組みとして、麦、大豆、飼料作物への転作や、飼料米などの生産を進めることが重要です。
田んぼを生かすのはなぜ?
お米を作る場所である他、環境や、日本の風土・文化を守るなど、さまざまな働きや側面をもっています。

田んぼ(水田)は、大事な食料の生産基盤という役割だけでなく、水を蓄え、洪水防止や水源涵養(かんよう)、気温を下げたり、多様な生きものを育てるなど、多面的な役割を果たし環境にとって欠かせないものです。また、日本の原風景ともいえる美しい田園風景や環境をつくり、日本の伝統的な文化や生活をも育んできました。
食料は輸入できたとしても、日本の風土に根ざした水田の多面的な力まで輸入することはできません。
なぜコープネットは飼料米の取り組みをすすめるの?
生産者との信頼の輪があり、組合員350万人の想いと力を合わせられる規模を持つからです。

コープネットグループの各生協では、長く全国の生産者の協力を得て産直に取り組んでいます。
これまで培ってきた生産者との信頼関係を生かし、国産飼料の拡大による食料自給率の向上や、「お米を作ることで田んぼを守りたい」という思いから飼料米の取り組みを始めました。
お米の農家・畜産生産者、そして消費者を結びつける生協ならではのネットワークの力と、組合員350万人という規模を生かし、食料自給率向上に実質的に貢献できるよう取り組みを進めています。
コープネットグループでは、2009年現在の飼料米の取り組みで年間600トン近い輸入のエサ(トウモロコシ)を国産のお米に置き換えています。
【2010年度は・・・・】
「お米育ちの豚」では、約280トンの飼料米で、16,800頭を飼育。
「稲穂のみのりたまご」と「こめたまご」をあわせて、約340トンの飼料米で年間200万パック(10個パック換算)以上を供給。
合計、年間620トン規模で飼料用輸入トウモロコシの国内産米への置き換えを実現します。
食料自給率って?
国内の消費を、国内の生産でどの程度まかなえるかを示す指標です。

安定した食料の確保、不測の事態への備えなどのためにも食料自給率の向上は、国民の共通の願いです。食料自給率は、「国内食料生産量」を「国内食料消費量」で割った比率で、試算の方法は、大きく分けて4種類(1.カロリーベース、2.金額ベース、3.穀物ベース、4.主食用穀物ベース)あります。農林水産省の試算ではカロリーベースは40%(2007年度)といわれています。
日本で消費される豚肉のうち国産豚肉は52%ですが、国内で育てる豚のエサのうち、国内で作られたエサは10%だけです。輸入のエサを食べていると、国産豚であってもカロリーベースの食料自給率に入れることはできません。
どのように豚を育てているの?
豚の全肥育期間約180日のうち、出荷前約2ヶ月間、10%の飼料米を配合したエサを与えて育てます。

飼料米(玄米)をすりつぶして粉にし、輸入トウモロコシの10%に換えて飼料に混ぜています。豚の胃はデリケートなので、玄米のままではうまく消化しないのです。豚はストレスに弱いのですが、豚が元気に気持ちよくエサを食べ、のびのび生活をしてもらえる環境をつくることで、おいしい豚肉ができます。

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