日本を、食卓から元気にしたい。

食卓に安心と未来をお米で育てた鶏の卵で、食料自給率向上に貢献

日本の「食」の大切な基盤である米作りは、今、大きな問題に直面しています。コープネットは日本の米作りを支えるために、2009年から「稲穂のみのりたまご」の取り扱いを始めました。輸入に頼っていた鶏の飼料を国産の米にかえることで、日本の食料自給率を高めることにつながります。

「飼料米」という米の新しい需要

田んぼは、日本にとって大事な食料の生産基盤です。しかし、米の消費量は減り続け、休耕田や耕作放棄地が増加し、田んぼの面積は年々減少しているのが現状です。コープネットは、水田農業の維持・発展と食料自給率向上のため、主食として「お米を食べること」を呼びかけるとともに、主食ではない新しい用途の米の需要を定着させる取り組みを進めてきました。

「稲穂のみのりたまご」は、主食用でない米の消費を増やす取り組みの一つ。2009年4月から販売を始めた産直豚肉「お米育ち豚」と同様に、輸入に頼っていた餌の10%を、飼料用として生産した国産米に置き換えて育てた鶏卵です。

米の消費拡大の取り組み

自給率向上に貢献する商品の柱に

「稲穂のみのりたまご」は、「地域農業の衰退に危機感を抱いていた」という岩手ファームの中村光夫社長と、「日本を、食卓から元気にしたい。」をスローガンに掲げ、日本の農業・畜産業の振興と「食」の未来に貢献したいと考えるコープネットの思いが合致して商品化されました。

食料自給率の向上に関心が高まる中、コープネットでは「お米育ち豚」とともに、「稲穂のみのりたまご」を自給率向上に貢献する商品の柱として生産と販売の拡大を進めています。

私たちの食卓の向こう側が今どうなっているのか。生産者や取引先、組合員の皆さんと一緒にコープネットは考え、これからも取り組みを続けます。

「稲穂のみのりたまご」を、CO・OP商品化
岩手県盛岡市の「岩手ファーム」を主な産地として、飼料米を10%配合した餌を鶏に与えて生産しています。
普通のたまごより通常の値段は少し高めですが、組合員の支持も高く、多くのご利用があります。

稲穂のゆれる黄金色の田んぼに戻したい

有限会社岩手ファーム 社長 中村光夫さん(岩手県盛岡市)
有限会社 岩手ファーム 社長
中村光夫さん
(岩手県盛岡市)

養鶏業を始めて50年になりますが、農業が盛んな岩手県でも米の消費減少の影響で減反が進み、稲作を廃業する農家が増えました。なんとか、地元の農家の皆さんが農業で生計を立てられるように、そして減反になった田んぼを、秋には稲穂のゆれる黄金色の田んぼによみがえらせて、日本固有の風景を残したかったのです。こうした思いから、2007年に地元農家の皆さんと、米を鶏の餌にする飼料米の研究を始め、2009年は本格的な飼料米の生産を始めることができました。

飼料米はトウモロコシなどの輸入飼料に比べるとまだまだ割高です。今後は飼料米の栽培技術を高め、面積あたりの収穫量をさらに増やすことで価格問題に対応していきたいです。 組合員の皆さんには、ぜひ、日本の農業の現状や私たちの取り組みを知ってほしいと思います。

循環型農業を実践する岩手ファーム

岩手ファームでは、農業と畜産業の連携を強めるため、養鶏場から排出される鶏ふんを自前の工場で有機肥料にして、飼料米を生産する農家に提供しています。

「お米はもちろん、トマトやキャベツ、ごぼうなどの農産物の肥料として使ってもらっています。鶏ふんを使った飼料米作りと、飼料米による養鶏を連携の軸として、地域に循環型農業を根付かせたいのです」と、自らのビジョンを語る中村社長。「目的をもって取り組めば、自給率はきっと高めることができるはずです」。

飼料米の田植え。生産は地元農家と提携。鶏ふんを有機肥料にして地元農家に提供している

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岩手山の麓に広がる岩手ファーム。夏でも冷涼で、養鶏に適した環境

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鶏舎内に新鮮な空気を送り込むことで換気を徹底。ゲージ内は鶏が自由に動き回れるスペースを確保

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採卵から検卵、包装まですべて自動化。卵の表面に直接印字したコード番号から、一つ一つの卵の生産履歴がわかる

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