産地視察・交流

千葉県内の産直産地を組合員・役職員が訪問しました

10月21日~22日、千葉県内の主要な産直産地を、組合員・役職員24人が訪問し視察・交流を行ないました。
産地視察・交流でコープネットグループエリア内の産地を訪れるのは2回目となります。

初日、手賀沼のほとりにあるJA東葛ふたばを訪問。生産者の畑にて大根の収穫・洗浄・選別体験し、大根料理を試食させていただきました。少しのキズでもB級品扱いになる選別作業では、参加者から「厳しすぎるのでは・・」との声が出ていましたが、平然と選別している生産者の方からはプライドを持って生産し組合員に送り出している姿勢が伝わってきました。

次に訪れた、青果の物流施設である柏青果集品センターでは、野菜のパック詰め作業を体験。鮮度保持のため24時間の荷受け体制をとって青果の収穫当日の納品を推奨したり、青果の特性に合わせた検品・検質を行ったり、パック詰めなどお届け直前に行うなど、鮮度・品質の向上を図っています。

生産者および農業・流通に関わる方々との交流会では、産地同士でも切磋琢磨し続けている生産者の熱意、農業の現状や生産の苦労など、多くのことを直接学べました。

翌日は、多古町旬の味産直センターを訪問。雨天のため、パックセンターで青果のパック詰め作業を体験しました。鮮度を保つため、作業は時間との闘いでした。また、ここに集まった野菜はどれも見事で、私たちの手元に届くまでに生産者・関係者の皆さまのさまざまな工夫や努力があることをこの作業体験を通じて実感しました。
その後の昼食交流会では、食を通じた交流の取り組みについて説明を受け、近隣の生産者の方と一緒に新鮮な野菜を使った旬の料理をいただきました。

「他県在住なので地産地消とはならないが、千葉県産の野菜も利用していきたい」「いいものを作るという生産者のプライドに感動しました」「短時間の作業体験だったが苦労が身にしみて分かった」「野菜が手元に届くまでに多くの人がつながっている」「安心と信頼、あらためて人と人とのつながりが大切だと感じた」 ...
今回参加した組合員・役職員の誰もが "おいしく食べて、地域から日本の農業を応援"することを胸に、2日間の視察・交流を終えました。

コープネットグループは、フードチェーンの一員として、地域の一員として、地域の食文化を大切にする、地域の農業を応援する地産地消に取り組みます。

大根の収穫体験:とても良く管理された土で育った大根は、思っていたより簡単に抜けました

大根の収穫体験:とても良く管理された土で育った大根は、思っていたより簡単に抜けました

大根の選別:洗浄後に厳しい目で選別をします。B級品として、はじかれた大根と良品との違いが一見しただけでは分からないほどでした
大根の選別:洗浄後に厳しい目で選別をします。B級品として、はじかれた大根と良品との違いが一見しただけでは分からないほどでした
検質作業:パック詰めなどの作業前に入荷した青果物の規格、品質などを「お金を出して買う物かどうか」という主婦の目でチェックしています。写真はチェックではじかれた野菜の状態を確認しているところ
検質作業:パック詰めなどの作業前に入荷した青果物の規格、品質などを「お金を出して買う物かどうか」という主婦の目でチェックしています。写真はチェックではじかれた野菜の状態を確認しているところ
ミニトマトのパック詰め作業を体験:鮮度を保つためにとてもスピーディーに作業する一方で、商品をチェックし、量目を満たしているか測って確認します
ミニトマトのパック詰め作業を体験:鮮度を保つためにとてもスピーディーに作業する一方で、商品をチェックし、量目を満たしているか測って確認します
柏青果集品センターの野菜のピッキングライン。組合員の皆さんが注文した野菜が、ここで通い箱にセットされます
柏青果集品センターの野菜のピッキングライン。組合員の皆さんが注文した野菜が、ここで通い箱にセットされます
柏青果集品センターで1日当たり3.5万箱使用されるコンバートボックス(通い箱)は、自動化された専用ラインで洗浄されます
柏青果集品センターで1日当たり3.5万箱使用されるコンバートボックス(通い箱)は、自動化された専用ラインで洗浄されます
多古町旬の味産直センターでは、今年から取り扱う、さつまいもの新しい品種「べにはるか」の試食もしました。糖度16度で焼き芋にすると37度前後もの甘さになるとのことです
多古町旬の味産直センターでは、今年から取り扱う、さつまいもの新しい品種「べにはるか」の試食もしました。糖度16度で焼き芋にすると37度前後もの甘さになるとのことです
多古町旬の味産直センターの運営する交流施設「しんのみくうかん」※にて昼食交流会を行いました。新鮮野菜を使った旬の料理はどれもおいしく、食を通じた交流を進めている産直センターの姿勢に感心しました。※「しんのみ」とは「汁の実」のことで、昔からこの地域では味噌汁に入れる野菜を育てる自家用の畑を「しんのみ畑」と呼んでいました

多古町旬の味産直センターの運営する交流施設「しんのみくうかん」※にて昼食交流会を行いました。新鮮野菜を使った旬の料理はどれもおいしく、食を通じた交流を進めている産直センターの姿勢に感心しました。※「しんのみ」とは「汁の実」のことで、昔からこの地域では味噌汁に入れる野菜を育てる自家用の畑を「しんのみ畑」と呼んでいました

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