お米の状況と今後のお届けについて【2025年6月16日更新】コープデリ宅配

2025年6月16日

いつもコープデリ宅配をご利用いただき、誠にありがとうございます。

この間、お米の抽選や値上げなどで、組合員の皆さまに大変ご迷惑をおかけしておりますことをお詫び申し上げます。お米をとりまく国内の状況や、今後のコープデリ宅配の取り組み
についてご報告いたします。

【Q】ニュースで「市場に流通しているお米が少ない」と聞きましたが、なぜですか?
【A】長期的な要因と、おととしから今年にかけての短期的な要因があります。
①需給バランスの変化:<br />
1人あたりのお米の年間消費量は、1960年代と比べると半分以下に。お米の生産量もそれにあわせて年々減らしているため、少しの不作でも市場に影響が出やすくなっています。

②2023年の米不足:<br />
2023年は夏の猛暑と雨不足が続き、とくに米どころと言われる地域での被害が大きく収穫量が減りました。品質にも影響し、精米時に白米にできる量がさらに減りました。

③2024年の特需:<br />
コロナ禍後のインバウンド客による外食需要が急増。あわせて、夏に南海トラフ地震臨時情報が出され、備蓄するご家庭が急増。一年で最も在庫が少ない8月に一気にお米の購入が増えて品薄になりました。

④2024年産米の前倒し消化:<br />
2024年の秋、新米が出て米不足が解消されたかに見えました。しかし、新米を早くからたくさん食べているということは、つまり1年かけて消費する予定で作ったお米を、1~2カ月前倒しで消費しているのです。

⑤生産者からの販売先が増えた:<br />
通常「生産者→JAや経済連などの集荷業者→米卸し→量販店や生協→消費者」へと米が渡ります。今年は、生産者がインターネットで直接販売、ふるさと納税返礼品へ出荷、業者が生産者から直接購入といった新たな流通が増え、取引価格が上がり、集荷業者に米が集まっていません。

そこで‥<br />
市場のお米流通不足の解消と価格を抑えることを目的に、、3月から備蓄米が放出されました。さらに、5月にも物価対策のため備蓄米の放出が決定しました。

お米をはじめ、農産物を作るコストは上がっています

私たちの生活の中でも様々なものが値上がりしているように、生産者が負担する『肥料』『燃料』『輸送費』『機械のメンテナンス費』といったコストが高騰しています。

とくに米農家さんの生産コストは長年、買取価格に反映できず、相場で取引がされてきました。

そのためお米の値段が安かった数年間は、苦しい状況の中農業をされており、生産量を減らしたり跡継ぎがおらず廃業したりするケースが増えています。日本の主要な農業従事者の平均年齢は、68.7歳と高齢化が進行しています。(2023農林水産省調査)

コープデリ宅配のお米の供給方法

コープデリでは組合員の皆さまにお米をなんとかお届けできるよう、昨年秋から調達に努めてきましたが、2024年産米については前年の7割ほどの確保に留まっています。

この限られたお米の在庫を、秋以降の新米が出揃うまでつなぐために、3月以降、やむなく「抽選」での供給現在、抽選での供給とさせていただいています。

<お米の在庫の減り方イメージ>の図

当選数を少しでも増やすため、政府備蓄米の取り扱いを始めます

現在、おもに2023年産の備蓄米を活用し<br />
た「ブレンド米」をご案内しています。6月からコープデリグループ全体で調達量を増やし、当選数を増やしました。8月頃まで毎週ご案内します。

物価対策目的で5月に放出が決<br />
定した「政府備蓄米」を7月からご案内します。9月中旬頃まで毎週ご案内予定です。年産は2022年産米となります。

<コープデリ宅配で扱うおもなお米の種類>

コープデリ宅配で扱うおもなお米の種類

<コープデリ宅配で扱うおもなお米の種類>

コープデリ宅配で扱うおもなお米の種類

抽選結果は『配達5日前』に、マイページや宅配通知メールでお知らせします

・アプリ/eフレンズ...「マイページ」のメッセージ欄でお知らせしています。
・宅配通知メール...抽選結果をメールでお知らせします。登録方法は以下2通り。
 ①紙でお届けしている「お届け明細書兼請求書」に掲載の二次元コードから。
 ②アプリ/eフレンズマイページの「メルマガ/お知らせメールの設定」画面から。