2025年1月 1日
あけましておめでとうございます。
皆さまにとって、2025年が実り多き年となりますように、心より祈念申し上げます。
昨年は、原料価格の高騰や人手不足の深刻化による人件費の上昇で商品やサービスの値上げが続き、家計に大きな負担のかかる大変厳しい年となりました。全国の生協とともに実施した、くらしに身近な商品を特別価格で提供する「くらし応援全国キャンペーン」では、多くの方々にご利用をいただき、組合員の皆さまの厳しい生活環境を実感しました。
一方で、米不足による需給ひっ迫により大変なご迷惑をおかけしました。引き続き、安心してご利用いただける生協づくりを進めてまいります。
能登半島地震から1年になりました。復興が進む中、9月に記録的な豪雨に見舞われ、被災地は再び困難な状況に直面しています。コープデリグループは募金活動を継続し、また昨春より3名の職員を1年間、出向として地元・コープいしかわに派遣しています。私たちは被災された皆さまとともに歩むことを大切にし、地域の復興に貢献してまいります。
昨年、グループ540万人の組合員と2万5,000人の働く仲間が一緒に掲げる新たなビジョン、「コープデリグループビジョン2035」を策定しました。くらしや事業を取り巻く環境が大きく変化する中だからこそ、組合員のくらしへのさまざまな願いやコープへの期待・要望を受け止め、職員一人ひとりが元気に働き続けられる職場づくりを目指します。
2025年は、国連の定める国際協同組合年です。SDGsを現実のものとするために、国連は協同組合の取り組みに期待を寄せています。これを機に、協同組合をはじめ、組合員や地域の方々、生産者・取引先、行政・諸団体など多様なパートナーとの「ともに」の力を活かし、事業と活動のさらなる発展に邁進してまいります。私たちコープデリグループの目指す未来は、誰もが安心して暮らせる、持続可能な社会の実現です。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
コープデリ生活協同組合連合会
代表理事 理事長 熊﨑 伸