新年のごあいさつお知らせ

2024年1月 1日

コープデリ生活協同組合連合会 理事長 熊﨑 伸の写真

あけましておめでとうございます。
皆さまにとって、2024年が実り多き年となりますように、心より祈念申し上げます。

 2023年、コープデリグループの一員であるとちぎコープは創立50周年を、コープみらいは10周年を迎え、記念セールや記念商品の販売、イベント開催など、多くの皆さまとともに周年を祝いました。ご指導・ご支援いただきました皆さまにあらためて御礼申し上げます。

 この間多くの商品が値上げとなり、くらしを取り巻く状況はいっそう厳しさを増しています。コープデリグループでは全国の生協と協力し、くらしに身近な商品を特別価格で提供する「くらし応援全国キャンペーン」を9月から11月まで実施しました。多くの方にご利用いただき、誠にありがとうございました。引き続き、私たちの強みである「商品とコミュニケーション力」で、くらしを応援してまいります。

 世界的な食料・資材・エネルギー不足は、気候変動や平和の危機、低迷する食料自給率、貧困と格差の拡大など、これまで先送りにしてきた数々の問題を顕在化させました。生協としてさまざまな課題に対応するため、私たちは「未来へつなごう」をスローガンにSDGsの取り組みを進めています。

 その1つが、生産者応援の取り組みです。食生活の多様化やコロナ禍などにより年々厳しい状況にある国内の生産者を応援するため、コープデリグループでは米や酪農、野菜・くだものの消費を組合員に呼びかける取り組みを進めています。とりわけ今年度は、「1週間にもう1杯お米を食べようキャンペーン~ワン・モア・ライス~」に取り組んでいます。生産現場の課題、生産者の米づくりへの想いやこだわりを知り、さまざまなアイデアを組合員と出し合いながら、さらに持続可能な生産と消費に貢献してまいります。

 現在、若手職員が中心となって次期ビジョンとなる「コープデリグループビジョン2035」の検討を進めています。くらしや事業を取り巻く環境が大きく変化する中だからこそ、組合員のくらしへのさまざまな願いやコープへの期待・要望を受け止め、職員一人ひとりが元気に働き続けられる職場づくりを目指しています。グループ530万人の組合員と2万5,000人の職員が一緒に掲げるビジョンにしていきたいと思います。

 生協は助け合いの組織。これまで積み重ねてきた会員生協との連帯を基盤に、会員生協の事業・活動を支え、より強靱なコープデリグループの構築を目指します。これからも、消費者・組合員の輪を広げ、地域の皆さま、生産者・取引先の皆さま、行政・諸団体の皆さまとのパートナーシップを強め、持続可能な社会づくりに貢献してまいります。

 本年もどうぞよろしくお願いいたします。

コープデリ生活協同組合連合会
代表理事 理事長 熊﨑 伸