ペットボトルキャップを集めて「世界の子どもにワクチンを 日本委員会」へ約131万円を贈呈しました報告

2017年5月18日

2017年5月10日(水)、コープネット事業連合の小林新治副理事長が認定NPO法人 世界の子どもにワクチンを 日本委員会(JCV)の事務所を訪問し、2016年度に組合員から回収したペットボトルキャップのリサイクル売却益131万8,900円の目録を贈呈しました。そして、JCVの活動の報告をいただき意見交換をおこないました。

コープネットグループの生協※1では店舗やコープデリ宅配で2012年からペットボトルキャップの回収・リサイクルをおこなっています。2016年度に回収したキャップは約5,275万個。組合員のご協力により1年で131万円を超える寄付ができることに、JCVの皆さんからも驚きと感謝の言葉をいただきました。

※1 コープながのは店舗のみで回収しています。コープにいがたは2016年、組合員活動での回収をおこないました。

目録をお渡ししました。JCV伊藤事務局長(左)とコープネット事業連合小林副理事長(右)

目録をお渡ししました。
JCV伊藤事務局長(左)とコープネット事業連合小林副理事長(右)

JCVの活動報告と意見交換をおこないました。JCV剱持副理事長(中)

JCVの活動報告と意見交換をおこないました。
JCV剱持副理事長(中)

JCVはユニセフと連携し、予防可能な感染症で命を落とす子どもが数多くいる国々へ六大感染症※2のワクチンを贈る活動を1996年から続けています。現在の支援国はミャンマー、ラオス、ブータン、バヌアツ。活動を始めた当初から支援しているミャンマーは2016年に20周年を迎えました。これらの国々では山岳部や島しょなど交通アクセスが悪くワクチンを届けるのが困難な場所が多くあるため、全ての地域にワクチンを届けるためには保冷庫やバイクなどが必要不可欠です。JCVではワクチンだけでなくワクチン接種に必要な物資の購入費用の支援もおこなっています。コープネットグループは今後もJCVの活動を応援していきます。

※2 六大感染症:ポリオ、はしか、結核、ジフテリア、百日咳、破傷風

山岳部の村へワクチンが届くまで
~ミャンマーのMyauk Myay Char 村の事例~

1.都市ヤンゴンの中央保冷庫

ミャンマーに届くワクチンはまずはすべてこの中央保冷庫に収納されます(5℃~8℃や-20℃で保管)。ここから飛行機や鉄道で全国22の保冷庫に届けられます。

都市ヤンゴンの中央保冷庫の写真

2.シャン州タウンジーの保冷庫

中央保冷庫からワクチンが届きます。この保冷庫から年間28行政区の53,115人の子どもたちにワクチンが届けられます。

シャン州タウンジーの保冷庫の写真

3.カロー地域の病院

タウンジー保冷庫から2ヶ月ごとにワクチンが届きます。保健所などに配布します。

カロー病院の保冷庫の写真

4.ヘーホー保健所

この保健所の看護師が近隣の村にワクチンを持参し予防接種に行きます。

ヘーホー保健所の看護師の写真

5.Myauk Myay Char 村の予防接種会場

看護師さんや保健師さんがでこぼこ道や山の中を通って予防接種会場へむかいます。会場では近隣の村から集まった赤ちゃんを抱いたお母さんたちが順番待ちをしています。生後2ヶ月児は経口ポリオワクチン2滴投与のほか、BCG、5価ワクチン、肺炎球菌ワクチンの注射を計3本打ちます。

予防接種会場の子供の写真