人と人 つながりの物語 コープデリグループの組合員数は約520万人。組合員の皆さんの数だけ、物語がある。その物語を毎月一つお届けしていきます。描いているのは皆さんのくらしとコープデリの接点。あなたの物語はどんな物語ですか。人と人 つながりの物語

エピソード26変わること、変わらないこと

2022年8月18日 UP

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エピソード26のイラスト

村中良子さんの思い出話から始めよう。
「コープの宅配を始めたのは、今から40年くらい前。2軒お隣の奥さんに『食べてみて』ってもらったコープのハムがおいしかったの。配達に来てくれる職員さんたちは感じが良くて、これまで40年いやな思いをしたことないよ。昔は5人グループで配達してもらって、たまごをわけたりしていたけれど、個配になって久しいね。今は宮川さんって元気な女性が毎週配達に来てくれます。最近、スマートフォンで宅配の注文をできるようになったんですよ」

コープデリ北総センター(千葉県)では、スマートフォンを使って宅配の注文をする方法を広める活動を続けている。高齢の皆さんにスマホ教室などを開きながら、丁寧に一つ一つお知らせしたところ、「インターネットで注文できるのは便利だね」とおっしゃる人もいた。年齢に関係なく新しいことに挑戦したい人もいる。使い方がわからなくなったとき、いつでも何度でも聞いてもらえるようにして、積極的に案内している。良子さんも、宮川さんに声をかけられて、インターネット注文に挑戦した一人だ。

76歳の良子さんが夫婦で北九州市から千葉県に越してきたのは今から52年前。
「夫の会社の紹介でここに土地を買い、500軒くらいの家が建って一軒家の住宅団地ができました。1974年に娘が生まれて、息子はその5つ下です。娘は今も一緒に暮らしていますが、息子が大学進学で巣立ってやっぱり寂しくてね、それからバラを育てるようになりました。庭の棚は夫が作ってくれました。私のバラ栽培の先生は、数軒隣の奥さんなんですよ」

庭には、植えて20年以上たつ大小のバラやハーブなど、いろいろな植物が気持ちよさそうに育っている。彼女は40代半ばから60代半ばまで仕事もした。
「給食の配膳の仕事や銀行に勤めたりしましたが、コープの宅配があって助かりました。今は、車の運転ができる夫がときどき買い物へ行ってくれるけど、ほとんどがコープのもの。『ぐるめぐり』を見るのが楽しみなんです」


宅配は長年利用してきたが、カタログを見るのに時間がかかって注文書提出日までに記入が間に合わなかったこともあったという。
「インターネットで注文すると、紙で注文するよりも締め切りも延びるって宮川さんが教えてくれたんですよ。スマートフォンも持っていないしできないなと思っていたら、娘に『そのうちすべての携帯電話はスマートフォンになるんだよ』って宣言されて。それで思い切って昨年スマートフォンに替えたんです」と笑う。

良子さんの日々は庭の手入れ、月に2回の脳トレ教室、押し絵など趣味と趣味仲間に囲まれて、今も故郷で暮らす妹さんとは頻繁に電話で話をする。

「注文はとても楽になりました。楽しい。お知らせも届くし。スマートフォンに替えたけど、メールやSNSはあんまり好きじゃなくて使わないの。電話をかけ放題ができる契約にしたから、北九州の妹とは気兼ねなく話せる。頻繁に会うことはできないけど、やっぱり声が聞きたいよね。だから私は昔ながらの電話派です」

携帯電話はどんどん便利になっていく。たいていの用事は対面せずに片が付く。だからこそ、直接人と人が顔を合わせる宅配は重要な意味を持っている。

エピソード26のイラスト

※地方の名産品など、こだわりの味を満喫できる商品カタログ

illustration:Maiko Dake

※このお話は、実際にあったコープに関わる人と人との交流を取材し、物語にしています。登場する人物の名前は仮名の場合があります。

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