CO・OP産直たまごの目玉ニュース

2015年7月6日

鶏の世界にも夏バテがある!?

夏場、「卵の殻が割れやすい気がするなあ・・・」と感じたことはありませんか?
実は、理由があるんです。

理由その(1)

鶏には汗腺がなく、人間のように汗で体温調節ができないため、口を開いて呼吸することで体温を調節します。暑くなると、体温を調節するために呼吸を盛んに行うため、肺を介して血液中の二酸化炭素を過剰に放出します。二酸化炭素が減ってしまうと、血液中がアルカリ性に傾いてしまうため、正常なpHに戻そうとする動きが起こり、その結果、血中のカルシウム濃度が下がってしまい、主に炭酸カルシウムでできている殻が薄くなってしまうのです。

理由その(2)

暑さにより、鶏の食欲がなくなり、カルシウムの摂取量が減ってしまうためです。鶏も人と同じで夏バテをします。養鶏場では、カルシウムの配合量を増やすなど、飼料に工夫をしています。

鶏が夏バテしているイラスト

割れた卵をお届けしないよう、卵の選別・包装を行う施設の多くでは、綿棒のようなもので卵を叩いて、振動からヒビの有無を検知する検知器で全ての卵をチェックしていますが、まれにひび割れた卵をお届けしてしまう場合があります。その場合は、コープの担当者にお申し付けください。

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