コープデリ連合会
品質管理部
主任村田 怜奈
2018年入職。
コープみらいからコープデリ連合会へ出向し、品質管理部に所属。店舗点検やお取引先の品質管理などに関わる機関会議の事務局運営・資料作成などを担当しています。
多様な働き方が魅力で入職を決めた大きなポイントになりました
学生時代は小学校の教員を志していましたが、社会人経験も積みたいという思いから就職活動を行いました。就職先を選ぶうえで重視していたのは、「地域貢献」と「人のくらしに関わる」ことです。そして、できれば地元である埼玉県で働きたいとも思っていました。
コープみらいへの入職を決めた理由として、昔から慣れ親しんだ存在だったことも大きく影響しています。実家では幼少の頃から宅配を利用しており、配達時に配達担当の方からやさしくしてもらったことを覚えています。また、幼なじみのお母さんが店舗の職員をしていたりと、自分にとってコープみらいは身近な存在でしたね。
内定後、仕事紹介ガイドブックを通じて現場以外の業務内容について知る機会があり、コープみらいは宅配や店舗以外にも多方面で働くチャンスがあり、くらし全体に関わることができると改めてわかり入職を決めました。
自分の頭できちんと考えてから行動に移すことを学びました
入職当初は店舗の水産(鮮魚)部門に配属となりましたが、水産は特に技術が求められる部門で、「大きい魚も自分で加工できるようになるのかな…」という不安がありました。初めは慣れない魚さばきに苦労しましたが、先輩から学ぶOJT、座学と技術を学ぶトレーナー研修、さらに日々の業務を積み重ねることで一つずつできることが増えて自信につながりました。
水産(鮮魚)部門では、自分たちの裁量で仕入れ量、加工方法、売価までを毎日決め、さらに他店での売り方、食べ方のニーズ、何人くらいで食べる量かを想定して商品にします。当時、先輩職員やパート職員によく言われていたのは「自分だったらどうやって食べる?いくらなら買う?売価と値入れ率は?ちゃんと頭で考えることが大切だよ」という言葉です。最初の頃はみなさんから細かく教えてもらっていましたが、少しずつ経験を積み、さらに自分でも情報収集をしていくうちに一人でできるようになりました。このアドバイスは今も活きており、「自分ならどうするか?相手だったらどうだろう?」といつも考えるようにしています。
また、店舗で働くなら関連する知識も勉強したいと思い、販売士と調理師免許を取得しました。より深い知識を身につけたことはとても良い経験になっています。
大好きな料理をより華やかに見せてくれる“飾り切り”に挑戦中
プライベートでは、友人や同僚とごはんを食べたりお酒を飲んだりすることで気分をリフレッシュしています。近所の散歩や野球観戦など外に出ることも好きですし、家にいるときはゲームに没頭したり、1週間に2〜3冊のペースで読書を楽しむなどゆっくり時間を過ごしています。
何よりも料理をすることが好きで、水産での経験を活かして魚を一からさばいて料理をする時間を楽しんでいます。先輩やパート職員から教えていただいたおすすめの食べ方を実践してみたり、友人のお祝いで旬の魚を調理して一緒に食べたり、コープみらいに入職してから魚を食べる機会が増えました。水産(鮮魚)部門担当時代にお世話になった先輩チーフからプライベートの料理写真を見せていただいたとき、きゅうりで作った“松の飾り切り”がとても素敵だったので、「私もただお刺身を切って盛るだけではなく、飾り切りにも挑戦したい!」と、飾り切りの練習を始めました。料理に彩りや華やかさをプラスできるのがいいですね。
責任をもって最後まで対応できたことが大きな自信となりました
水産(鮮魚)部門担当の新人時代のことです。お客さまから店舗へ「表のシールと裏の表示では産地が違うけど、法令違反の表示ミスでは?」との電話がありました。実は入職した頃から「いつか食品表示に携わる部署で働きたい」と思っており、食品表示に関する勉強や関係資格を取得していたのです。そのため自分からお客さまに説明をしたい旨を店長に伝えたところ、「側についているから最後までやってみなさい」と背中を押してくれました。表示上の問題はないことはわかっていたものの、根拠や法律について再度チェックし、さらに説明に誤りがないかを担当バイヤーへ確認した上でお客さまに返答のお電話を差し上げました。
結果としてお客さまに納得していただけたので、それは素直にうれしかったですね。もちろん勉強不足で即答できなかった部分もありましたが、「勉強したことがすぐに活かされなくても無駄にはならない」ということにも気づきました。これをきっかけに、「関心のあることは積極的に勉強する」「根拠のある情報を選んで伝える」「人と交流しながら“知る”ことを増やす」ということを今も大切にしています。
最近の仕事では、全事業所の職員を対象とした「食品安全」に関する資料や動画の作成を担当しました。「入職1~2年目の職員にも伝わるわかりやすい内容だった」「新人教育でまた使います」といったコメントをいただき、とてもうれしかったです。入職したばかりの職員でも理解しやすく、押さえてほしいポイントを選出して簡潔にまとめ上げるのは大変でしたが、目的を整理して仕事をする意義を再確認できました。
さまざまな部署や立場から、品質保証の在り方を考えていきたい
商品の企画立案から組合員さんの元に商品が届くまでのすべての工程において、“食品の安全のため”にさまざまな部署の想いが重なっていることを、今の部署で改めて実感しました。また、組合員活動に携わっている部署と交流することで、組合員さんの生の声を知る機会も増えました。だからこそ既存の業務だけでなく、「食品安全・品質管理に関する組合員さん・職員のニーズを理解して働くこと」が私の目標です。
そのためにも、いつかは「商品部」や「参加とネットワーク推進部」(組合員の活動をサポートしたり、生協の意思決定(総代会)の運営に関わる仕事)などでも経験を積んで、各事業と品質保証をどのようにつなげていき、どのようなサポートが必要なのかを探りたいと思います。そして自分自身の経験をもとに、職員のための仕事、その先の組合員さんのための仕事につながることができればうれしいです。
また、変わり続ける「食品安全」に関わる法律や条例、社会的な課題に対して今後も学び続けたいですね。そのためにできるだけ多くの情報を吸収できるよう部内でテーマを決めて学習会を設けたり、個人的にもセミナーや講演会などに足を運んで知識をインプットしています。


仕事の内容に幅があるため、スケジュールは毎日変わります。組織内の各事業の職員からお取引先まで、さまざまな方と仕事をするため仕事の案件ごとのスケジュール管理がとても大切です。内勤の日もあれば、お取引先へ伺うために全国各地に出張する日もあります。

村田 怜奈さんの「私の推し商品はこれ!」
CO・OP ハイシャレル
入職して間もない頃、パート職員から「コーヒーによく合うのよ!おすすめだから食べてみて!」と言われ、初めて食べました。実は甘いものがそこまで得意ではないのですが、ハイシャレルは味はもちろん、食感の良さや食べやすいサイズ感もとても気に入っています。ちょっと一息つきたいときや自分へのご褒美で食べています。
内容については、2024年6月時点のものとなります。