コープみらい
コープデリ久喜センター
地域担当清水 あずさ
2021年入職。
最近、料理をすることが楽しいです。特に休日のお弁当づくりにハマっています。
入職の決め手は、組合員さんと楽しく会話をする自分が想像できたこと
私が就職活動を行った時期はちょうどコロナ禍でした。もともと人とコミュニケーションを取ることが好きで、イベントや観光、ホテルなどの業界に興味を持っていましたが、コロナの影響で観光業は大きな打撃を受けていた状況下でしたので、生きていくのに不可欠な「衣食住」に関わる仕事について考えるようになりました。さらに私は食べることが好きでコロナ禍中に料理を始めたこと、それをきっかけに食生活アドバイザーの資格を取得したこともあり、「食」に関係する仕事を探すことにしました。
実はそれまでコープの存在を知らず、合同説明会で初めて知りました。勧誘など押しが強い企業が多い中、コープの担当の方は落ち着いた温かな雰囲気で、「ここで働きたいな」と思うほど良い印象を持ちました。実際に仕事の話を聞くと、コープには店舗や宅配などがあり、人とコミュニケーションを取る仕事が多いことを知ったのです。特に宅配は、毎週同じ組合員さんのもとへ商品をお届けして徐々に関係を築いていくと知り、自分が組合員さんと仲良く会話をしながら仕事をしている姿が想像できたため入職を決めました。
個々の成長に合わせてくれる、コープのOJT に助けられました
私が担当するコースは、道路が入り組んでいたり組合員さん宅の敷地の関係上、玄関までバックで進入して配達することが多く、配達時にとても苦労しました。バック時にハンドルの切り返しなどがうまくいかず、OJT期間中は何度もやり直して時間をかけて身につけていきました。
さらに苦労したのは組合員さんとお約束している配達時間を守ることです。最初は、組合員さんへのお届けが1時間近く遅れることもあり、お叱りを受けたこともあります。そんなときOJT担当の職員が「常に時間を意識するように」と、車内にぶら下げて使う時計を用意してくれたのです。当時の私は、商品の用意・お届け・片付けなどの作業ばかりに集中し、つい時間のことを忘れていました。しかし時計を見ながら作業をすることで、組合員さんとお約束している時間どおりに配達ができるようになりました。
約2カ月間のOJT期間が設けられていますが、私は「独り立ちに不安がある」ことを伝え、OJT期間を4カ月まで延長してもらいました。OJT担当の職員以外にもさまざまな先輩職員に同乗して指導いただいたこと、また個人の進捗状況に合わせてOJT期間を延長して教えてもらえたことは本当にありがたかったです。
地元の曲げわっぱを使った、楽しい休日のお弁当づくり
最近の楽しみは、休日にお昼用のお弁当を作ることです。きっかけは、地元・秋田県の友人から結婚祝いにいただいた「曲げわっぱ」。とても素敵な曲げわっぱなので、普段づかいにはもったいなく休日専用にしています(笑)。完成したお弁当は、夫に「ほら!」と見せて驚かせたいので、一人で楽しく考えながら作っています。焼き鮭や鶏の照り焼きなどのメインを中心に副菜を添え、緑(野菜)、赤(トマトやハム)、黄色(卵焼き)、白(ごはん)と、彩りにも気を配っています。
料理をするようになってからは、組合員さんと商品の情報交換をすることが楽しくなりました。「CO・OP 北海道産小麦のフライパンで作るパンミックス」が便利だと組合員さんから聞いたときは私もさっそく購入し、パン生地にベーコンやチーズを入れてアレンジしました。また、組合員さんへのおすすめ商品として深谷ねぎを紹介したときは、豚バラ肉で巻いてパン粉をつけて揚げたメニューを作りました。これらを組合員さんへ配布する「センターニュース」で紹介すると、翌週組合員さんとの会話も弾み、よりコミュニケーションが深まります。
グループ配達※での経験から、組合員さんの目線に立つことができました
入職1年目までは配達時間を守ることや運転技術のことで余裕がなく、事故をせずに配達することだけで精一杯でした。2年目になってから徐々に心に余裕ができ、「組合員さんにもっと満足してご利用いただきたい」と思えるようになりました。
そんなある日、「グループ配達」の利用率があまり良くないことに気づきました。最初はその理由が分からなかったのですが、たまたまグループ配達の組合員さんたちが、たくさんある箱の中から自分が購入した商品を探しているところに出くわしたのです。私もすぐにお手伝いに向かったのですが、誰の商品がどこにあるのか分かりづらく、探すのが大変だということに気づきました。
というのも、コープの宅配では冷凍・冷蔵・野菜などの種別ごとに商品がビニール袋に入れられ、袋には自分の名前が書いてあるラベルが貼ってあります。グループ配達の場合、商品が入った複数ある箱を一つひとつ開けて、自分の名前が書いてあるラベルを探す必要があったのです。そこで、名前が書いてあるラベルを箱の外に出して自分の商品を見つけやすいように変えたところ、なんと利用率がアップしたのです。実際に組合員さんからも「見つけやすくて本当に助かるわ」と喜んでいただきうれしかったですね。今までは、自分の商品を探すのが手間で、ご利用する機会が減っていたのだと思います。この経験から、どんなときも組合員さんの立場になって考えることの大切さを学びました。
3人以上でご注文いただいた食材や日用品を、週1回決まった曜日にご指定の場所までお届けするサービス
もっと多くの組合員さんに、コープの取り組みを伝えたい
私は現在、コープの商品やさまざまな出来事を組合員さんにお届けする「センターニュース」の制作も担当しています。今までは主に自分のプライベートのことを紹介していましたが、コープの取り組みについて紹介したところ組合員さんの反応がとても良く、「こういった情報をもっと知りたい」という声をいただきました。そのため、コープの取り組みについて調べたところ、SDGsや世界に向けた募金活動、国内での食に対する取り組みなど、多種多様なことを行っていることを知りました。
このことがきっかけで、将来はコープの取り組みについてもっと多くの組合員さんに伝える仕事をしたいと思いました。そのためにも、まずは職員が「自分の働いている組織(コープ)」について、もっと理解する機会を設けたいですね。自分自身がまだまだ勉強不足なので、まずは取り組みについて理解し、センターニュースや配達時の会話の中で少しずつでも組合員さんに伝えていきたいと思います。


配達で一番気をつけていることは安全運転です。長らく同じコースを担当しているため、過信による“慣れ”には気をつけて、事故を起こさないように心掛けて運転しています。一方で楽しみにしていることは組合員さんとの会話です。組合員さんから「清水さんとのおしゃべりが楽しくて、毎週楽しみにしているのよ」と言っていただくのですが、それは私も同じで組合員さんとの会話で多くの元気をもらっています。

清水 あずささんの「私の推し商品はこれ!」
CO・OPシナモン&アップルジャム
りんごの角切りが入っていてシャキシャキ感が楽しめます。ほんのり香るシナモンも良く、甘すぎないので大人の方にもおすすめです。パイシートに包んでオーブンで焼いたり、ぎょうざの皮に包んでフライパンで揚げ焼きするだけで、簡単にアップルパイを楽しめますよ!
内容については、2024年6月時点のものとなります。