取引先355社578名が出席、食品安全を学ぶ研修会を開催報告

2018年6月26日

6月21日、コープデリ連合会のお取引先を対象にした2018年度「品質保証研修会」をさいたま市文化センター(埼玉県さいたま市)で開催し、工場の製造責任者や営業担当者など355社、578名のお取引先にお集まりいただきました。

組合員から寄せられる商品に関する問い合わせの事例や、商品検査など品質を保証するために実施している活動をお取引先に報告し、今後の商品開発に活かしていただけるようにと年1回開催しています。



コープデリ連合会 品質保証 執行役員 種瀬 亮

「食品の安全性に関するさまざまな情報が世の中に発信されています。4月に開設した新しい商品検査センターは、検査の様子を見ながら食の安全を学べる施設です。あらためて、リスクコミュニケーションに力を入れていきたいと思います」


コープデリ連合会 宅配食品商品部 部長 田中 正治

「物流センターへの商品入荷時に異常を発見し、商品の仕分けを中止して検査することもあります。トラブル発生時に迅速な対応ができるよう、お取引先や関係各部署との連携を強めていきたいと思います」

また、今回は厚生労働省医薬・生活衛生局や埼玉県保健医療部などから4名の方にご協力いただき、多くの事象が発生している食中毒に関するテーマを中心に講演を行いました。

「食中毒の発生状況等について」(厚生労働省 医薬・生活衛生局 食品監視安全課 食中毒被害情報管理室 室長補佐 岡崎 隆之様)

「O157食中毒の教訓と課題」(埼玉県 保健医療部 食品安全課 食品保健・監視担当 主幹 笹本 史様)

「ノロウィルス食中毒の予防について」(株式会社町田予防衛生研究所 食品安全部 食品安全課 土田 竜一様)

「食品安全文化とリスクマネジメント」(北海道大学名誉教授 放送大学客員教授 一般財団法人日本食品分析センター学術顧問 一色 賢司様)


コープデリ連合会 理事長 土屋 敏夫

「食品衛生法改正に伴いHACCP※の制度化が予定されています。食品を扱う事業者として責任を果たし、組合員・消費者に信頼され、コープのファンを増やすためにも、お取引先の皆さんとの協力関係をいっそう強固にしていきたいです」

※HACCP(ハサップ)とは(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/haccp/index.html別窓が開きます