コープネット事業連合は、2017年6月にコープデリ連合会に名称を変更しました

社会的な取り組み

社会的な取り組み

持続可能な食料調達のために

私たちの食と、地球環境

私たちはレストランでたくさんのメニューから好きな料理を選ぶことができたり、スーパーマーケットに行けば豊富な種類の食材を買うことができます。当たり前のように手に入る食料ですが、どこでどのように生産されたのか、さかのぼって考えてみたことはありますか?

私たちの「食」と「自然」「環境」はつながっています。環境条件が整わなければ、食料を生産することは難しくなります。

いま、食料生産の現場ではどのようなことが起きているでしょう?

コープ店舗の売り場写真

地球温暖化がもたらす気候変動により、熱波、豪雨、干ばつなどの異常気象が世界中で頻発し、農作物の収量低下や品質低下の一因となっています。海水温も上昇しており、魚の分布が変化して漁業にも影響が出ています。

乱獲などによって枯渇の危機にある魚種が増えています。食料生産のため生物多様性の宝庫である熱帯雨林の伐採を伴う農園開発もおこなわれています。

人間活動による直接的、間接的な影響により、食料生産は少しずつ厳しくなっていることを知ることが大切です。

世界の水産資源の動向のグラフ

将来も私たちは、豊富な種類の食材を十分に得ることができるでしょうか?
今こそ、食料生産の持続可能性について考え、行動することが必要になってきています。

コープの取り組み

コープネットグループでは持続可能な食料生産に向けて、水産部門の商品事業を進めていく上での考え方をまとめました。

これまでもMSC認証商品※1などの取り扱いを進めてきましたが、水産資源の回復と環境保全、人権・労働問題に配慮し、持続可能な水産資源の開発と利用を進めることを改めて方針として掲げました。

MSC認証、ASC認証※2の品揃えは今後も広げていきます。コープで組合員の皆さまに大人気の「CO・OP骨取りさばの味噌煮」や「CO・OP骨取りさばのみぞれ煮」も、2017年6月からMSC認証を受けたノルウェー産のさばを原料に使用した商品になりました。

CO・OPの骨取りさばの味噌煮の写真

CO・OP骨取りさばの味噌煮

CO・OP骨取りさばのみぞれ煮の写真

CO・OP骨取りさばのみぞれ煮

このような資源管理をして獲ったさばを使っています。

漁船ごとの割当

北大西洋のさばは、資源量300万トン以上を維持するために、国際協議で各国の漁獲枠を決定。ノルウェーでは更に漁船ごとに割当をしています。

漁船の写真

禁漁の海域

産卵場周辺には周年または季節によって禁漁されている海域があります。

海中のさばの群れの写真

海中のさばの群れ

網目を規制

小さな魚は逃げて子孫を残せるように、網目の大きさに規制があります。

網目の規制のイラスト

大きな網目だと、小さな魚が逃げることができます。

商品開発担当のメッセージ

天然の水産資源は多くの魚種で厳しい状態にあることから、MSCなどの認証を受けた持続可能な水産物を使ったコープ商品を増やしたいと考えていました。

昨年、「北大西洋さばがMSC認証を取得」のニュースを聞いて、「人気の『CO・OP骨取りさばシリーズ』をぜひMSC認証商品に」と取引先の水産会社にお願いし、CoC認証※3取得などの準備を進めていただきました。

ノルウェーの持続可能な漁業管理が実現した「脂乗りがよい、おいしいさば」を手軽で食べやすい『CO・OP骨取りさば』で、多くの方に味わっていただくことを願っています。

日本生協連 第二商品本部 生鮮原料事業推進室 松本哲の写真

日本生協連 第二商品本部
生鮮原料事業推進室 松本哲

※1 MSC(海洋管理協議会)の基準に則り認証された、持続可能で適切に管理された漁業で獲られた水産物です。

※2 ASC(水産養殖管理協議会)の基準に従い認証された、責任ある養殖管理のもと育てられた水産物です。

※3 認証水産物とそれ以外の水産物が混ざらないようにするための、加工、流通過程の管理に関する認証です。

持続可能な消費と生産に向けて

2015年9月、ニューヨークの国連本部において「国連持続可能な開発サミット」が開催され、150を超える首脳が参加して「持続可能な開発目標(SDGs)」が採択されました。SDGsはあらゆる形態の貧困に終止符を打つことをねらいとしており、人間(People)、地球(Planet)、豊かさ(Prosperity)、平和(Peace)に関する17の目標があります。すべての目標には相関関係があります。気候変動への対策も平和の確保も行わずに、貧困を終わらせることはできません。

SDGsのロゴ

SDGsの一つ、「つくる責任つかう責任」(持続可能な生産と消費のパターンを確保する)という目標があります。持続可能な開発には私たち消費者の役割が大きいことを言っています。

目標12:「つくる責任 つかう責任」ロゴ

MSCやASCの認証商品を選ぶことは、目標14:「海の豊かさを守ろう」(持続可能な開発のために海洋・海洋資源を保全し、持続可能な形で利用する)にもつながる行動です。私たちは人、社会、地域、環境に配慮した消費を通して持続可能な社会の実現に関わることができます。

目標14:「海の豊かさを守ろう」ロゴ

コープは、組合員が人、社会、地域、環境に配慮した商品を選ぶことができる品揃えをこれからも広げていきます。