6月30日(火)
何で人気?ながののバケツ稲(1)
こんにちは ketaです。
今日は、ちょっと前、長野県のJA川上そ菜販売で行われたコープぐんまの組合員さんが参加したレタス定植体験にお邪魔した時のお話です。
生きもの調査ならまだわかるけど、なんでバケツ稲にレタスなの?って思うでしょ?
実はこの春、バケツ稲の参加募集を行いましたが、ながのだけ応募が最初から順調で、結果は当初の予定数を越えるほどだったんです!
はじめは担当者のお人柄のせいか、とも思いましたが、イヤそれは違うッ、と!
あ、別にながのの担当者の方の人柄がどうの、という訳ではないです。
他会員の担当者の皆さんも全て、良い人ばかりだからです。ホントです。
とにかく不思議、他は苦戦しているのに、なぜ、ながのだけ?
人気があるのは良いことなんですけどね・・・。
でもこの日、その理由に思い当たる言葉が聞けました、それは後ほど。
さて、今回の定植は長野県南佐久郡川上村のJA川上そ菜販売とベジテックさんのご好意で実現しました。
レタスは全国出荷量の約半分を長野、茨城、群馬の3県が占め、長野はその中でも最大の出荷量です。
ここ川上村は、その長野県内でも作付面積・出荷量ともに最大で、つまりは日本一のレタス出荷産地!
近年、台湾への夏場の輸出の試みもしています!
日本一の理由は高原の栽培適地ということもありますが、レタスやブロッコリーなど高温に弱い野菜用の保冷設備が戦略的といっていいほどに充実しているから。
「高鮮度保持立体予冷庫」(264パレット!も収容)、「真空予冷装置」(←これはまたいつかご説明します)、「ブロッコリー製氷機」(氷詰輸送のための製氷機)とズラリと揃って、生鮮野菜輸送のコールドチェーンのスタートとして万全・スキ無しの体制を固めています。
当日はそ菜販売の林組合長自ら、丁寧に施設などのご説明をいただき、また実際の圃場では指導員さんの親切なご指導もいただいて、レタスを定植してきました。
レタス畑は白や銀色のフルマルチが多いそうです。離れて見ると、まだ残ってる雪みたい・・・。
やり方はプラグ苗(←もう既にかわいい芽が出ている苗です)をトレーから取り出し、マルチに開いた穴に差し込んで、その周囲の土を軽く寄せてやるだけ。
どうです?簡単でしょ?
でも深すぎても×、曲がって植えても×、周囲の土を強く押しすぎても×。
これはこれで、なかなか奥の深い、しかも根気の要る作業です。
どんどん植え込んでいきます
全員で約2400株、植え込んできました。
8月には収穫予定です。(←天候により前後するそうです)
ズラリ、ときれいに並ん・・・、あっ、曲がってる~!!!
気を持たせつつ「何で人気?ながののバケツ稲(2)」に続く・・・
6月25日(木)
中ぼしをしました(2)
こんにちは ketaです。
中ぼしの続きです。
中ぼしのやり方は・・・・、実に簡単で鉢ごと横に寝かしておくだけです。
急に寝かすと、中の土も飛び出る可能性があるため、序々に慎重に傾けました。
その為、中の土の流出は意外にほんのちょっとで済みました!
バケツの隅々まで驚くほど根が張っていて、土の一滴たりとも流すまい、とばかりにがっちりと土をかかえているからです。
表面の藻、みたいなものは流しました。
水抜き直後、水草が生えています、穴あけはこの後・・・
それとガス抜き用の穴も開けています。
穴開け用の棒は、というと、そんな便利なものはここにはありません。
「棒、棒」と呟きながら、界隈をしらみつぶしに捜索し、やっと使わなくなったモップの柄を見つけ出してきました。
必要なものは探し回ってでも調達する。
バケツ稲はサバイバルの要素もあります。
水を抜いたバケツの縁の内側と真中に4~5箇所、柄でガス抜き穴を開けます。
これは本当の田んぼなら、表面が乾いたとき自然にできるヒビの代わり。
でも、水抜き直後のバケツの土にはまだ十分な水分があるため、もろい穴はすぐふさがってしまいます。
これから穴あけするそこのあなた!
水抜きして1日くらいしてから開けるといいでしょう!
そして同時に、稲の根張りが予想より強いことに驚かれるかも・・・・。
柄で穴を開けたときに伝わる感触は、コシヒカリではかなり抵抗があり、「ブチブチブチッ」と根を切断した後「スー」と柄が入っていくのに、日本晴は「ブチ、スー」とあっさりと入りました。
コシヒカリの方が根張りは強いようです。
このバケツ、1鉢の重さが30キログラム近くある、と思います。
15リットルバケツに口きり一杯の水と、口から5センチメートル下までの用土のミックスですから・・・・・。
これの7鉢分の作業が全部終わったとき、たかが水抜きよ、とナメてかかっていたketaはもうヘロヘロ!!
なんてオロカだったことか。タオルと着替えを用意して臨むべきでした。
というのは、それでなくともこの時期の太陽は強烈で、その中で重いバケツなんかと格闘すると、全員にもれなく滝!汗のオマケが付いてくるからです。
ketaの体中の汗腺は開きっ放し!のカンセンバクハツです。
パンデミック?イヤイヤ、汗腺爆発。
一向に汗の栓が閉まる様子がありません。
もっとも急に汗が止まったら、それは熱中症の症状ですから、今頃はどこかの病院のベッドでしょうけど・・・・。
シャツは、胸の辺りを境に上下で色を染め分けた切替のお洒落なシャツに早変わりし、それを見たリクルーターの若い衆(←この辺りではワケーシ、と発音します)が「それ汗っスか?!」なんて真顔で聞いてくる・・・それくらいビッショリになってしまいました!
でも、これもかわいい稲のため!
ガマンしましょ。
このまま今日を入れて丸2日ほど、ホッタラカシにしてやります。
これで元気になってくれるかな。
あ~それと、ソームの皆さん、屋上からの配水管が詰まらないかご心配かも知れませんがブジで~す。
詰まらせてませんので、ご安心ください。
ん?て、そーか、排水口を詰まらせると、屋上一面が田んぼになる?なんて危険な想像は止めときましょう。
※「中ぼし」は、JA全中バケツ稲ネットワーク(外部サイト)にも載っています。
※バケツ稲づくりマニュアル2009(冊子)の6ページにも載ってます。
6月24日(水)
中ぼしをしました(1)
こんにちは ketaです。
全国の「屋根の上のバケツ稲物語」ファンの皆さんに、大変なお知らせが・・・・。
実はこのところ、コシヒカリの葉先に「枯れ」が入ってきてるんです。
これです。ちょっとドキドキ!の色でしょ?
インターネットで「稲 病気」と検索して見てみましたが、どうも病気ではなさそう。
あんなに景気良く、さかんに伸びてるのに葉先が枯れこむ、というのはねぇ、根の成長が地上部の伸びに追い付かないせいですかねぇ。
つまり栄養の吸い上げが足りないせい?
こんな時はどうしたら?
既に全中バケツ稲ネットワークの「そだてる、たべる」をご覧になっている方も多いかと思いますが、その中では、稲の高さが40~50センチメートルになったところで中ぼしを推奨しています。
中ぼし=水絶ちをすることで、バケツの中のガスを抜いて空気中の酸素を取り込み、また乾燥することで稲が水を求めて根を伸ばすため稲がより丈夫になります。
これだ!
マニュアルでは7月の作業となってましたが、コープネットの稲は既に40センチメートルをゆうに越える高さで、そろそろ中ぼしかな、と思っていましたのが6月の頭。
でも季節は梅雨に入り、このところketaご贔屓のWNI週間予報は曇/雨マークの大安売りばかりで、肝心の晴れのお日様マークが出てきません。
最悪の場合は、無理やり3階の事務所内で・・・なんて密かな企みを練っていました・・・。
ところがところが・・・、週間予報は唐突にしばらく続けた曇/雨マークの売り込みをやめて、売り物を晴れマークに変更しました。
バーゲンの打ちすぎで全国的な品薄状態になったのが原因です、って梅雨前線が南下しただけのことですが・・・。
梅雨前線は3泊4日程度のプチ家出をしてくるようで、その予報を見ると、今日の午後は晴れ!
明日も朝は曇りだけど、その後は晴れの29℃!
そして、あさっては明日のより大きいお日様マークのサービス付きで気温は28℃!
なんと3日も晴れ予報が出ました!
オオオッ!ヤッター!パチパチパチパチ・・・・・喜ぶketa
梅雨の時期に、中ぼしをしたい、とココロの底から思っている時、3日も晴れなんて。
これって親切な神様がくれたプレゼント。 (神:keta晴れ間やるから行けっ、すぐ中ぼしやれっ! keta:へいへい、てな感じ?)
空にはやっと、待望の太陽が顔を出しました。
中ぼしするぞ、中ぼし、中ぼし。
6月19日(金)
田んぼの生きもの調査(3)
こんにちは
田んぼの生きもの調査報告の続き(3)です。
お昼をとったあと、田んぼの畦に横1列に並び、合図で一斉に田んぼに突入しました!
1人3条ずつが受け持ちです。
この日の田んぼの様子・・・・・、見てください。
雨がポツポツ降り始めた頃です
特別栽培米の場合は、農薬の使用量が周辺の慣行栽培の稲と比べて半分なので、いもち病などが発生した場合に、その伝染を遅らせるために株間を広くとり、30センチメートルほど離すそうです。
水の中では緑色と茶色の藻が増殖中!!
田んぼの藻は、まだ小さい稲の苗と一緒に育ち、水面一杯になると、田んぼの底への日光を遮り、余計な雑草の繁殖を防いでくれます。
この藻が大事なんです!
また生きものは、この水草の下に良くいるようです。
水中の昆虫は、ずっと泳ぎつづけていると疲れ果てて死んでしまうそうで、水草は良い休憩場所なんですね。
隠れ場所にもなりますし。
生きもの調査でも、捕獲した生き物の検証をするときには、草を少し抜いてきてバットに入れて、生きものたちの休憩場所を作っています。
調査の後のまとめでは、今回は全部で28種類の生き物が確認できました。
インストラクターの林氏は田んぼの生きもの、そのミクロの世界も顕微鏡カメラで見せてくれました。
プロジェクタースクリーンには、コガムシの幼虫が自分より大きいおたまじゃくし(→調査で捕獲されて弱ってたヤツです!)のアタマにガシガシ!と噛みつく様子が投影されました。
のんびりした田んぼも、その中は弱肉強食の自然界、貴重なナマの画像を見ることができました。
子供たちばかりか、大人も大興奮!
盛上って、まとめは終了しました。
とにかく面白い、田んぼの生きもの調査!
地域は限定になってしまいますが、来年も募集をします。
ぜひご参加ください。
6月10日(水)
6月9日:42センチ
こんにちは
田んぼの生きもの調査の報告で、肝心かなめのバケツ稲の途中報告が抜けていましたが・・・、9日現在では、最高でコシヒカリが42センチメートルにもなっています。
日本晴もほぼ同じくらい。
茎も太くなってきました
日当たりは良いし、水は潤沢、毎日担当に面倒見てもらえるし・・・、いやもう、いうことなし。
ある人曰く、お姫様待遇です。
Ketaも自宅でガーデニングをしていますが、こんなに丁寧には面倒見ません。
せいぜい週に1回。
いばらきやちばでは、今の時期、せいぜい20~25センチメートルといったところです。
で、稲作の経験者の方に聞いてみたら、やっぱり「育ちすぎだ!」と・・・・。
しかも、栄養が過剰なんじゃないか、と・・・。
種まきをしてバケツの数を増やした時、化成肥料を気前良く入れ過ぎたみたい。
曰く、稲が穂をつけるのは即ち自らの種族の保存の為で、夏の水枯れの時か、温度の関係か、とにかくもう生きられない、という時に子=種もみを実らせて、次への世代交代を図るのだそう。
だから出穂の時期になっても、まだまだ養分があると、稲が「こりゃ、まだまだいけるワ」と勘違いして穂を出さない、つまり出穂が遅れるかもしれないね、とのことでした。
稲は伸びてりゃいい、ってもんでもないようです。
難しいものです。
6月8日(月)
田んぼの生きもの調査(2)
こんにちは、ketaです。
田んぼの生きもの調査報告の続きです。
事前講習でいろいろと見せられた画像の中に、良く見るトンボの画像がありました。
水草に産卵している二匹のトンボで、一匹がもう一匹の頭を押えるように尻尾を載せている画像です。
これです
実はこの写真で上にいて押えている(ように見える)のはオスで、産卵中に万一鳥などに襲われたとき、オスが先に犠牲になって産卵中で逃げられないメスをかばうという行為なんだそうです。
自然の中にも「愛」がある。
いや~、いい話です!
参加のお子様は、どう受け取ったのか、非常に興味のあるところです。
ただの「虫取り遊び」ではない田んぼの生きもの調査、徳育の時間です。
事前講習の締めは、「真室川音頭」。生きもの調査は音楽もやります。
替え歌で、コシヒカリやササニシキなど田んぼに関わる事象を歌い上げます。
「元唄:私ゃ 真室川の 梅の花 コォリャ ・・・・・・」
♪わたぁ~しゃ~♪まむろが~わの♪う~~めのはぁなぁ~♪こぉ~りゃ
出稼ぎ労働者が広げた唄、歴史も学びます
参加者全員で歌いましたが、一般的に温度計、イヤイヤ、音頭系は軒並みキーが高く、ketaはどちらかというバリトンですので苦手。で、つい小声に・・・。
ということで、たいへん楽しい田んぼの生きもの調査 午前の部、事前講習が拍手の元に終了。
昼食を挟んで、いよいよ田んぼ突入です。
~田んぼの生きもの調査(3)に続く
6月5日(金)
田んぼの生きもの調査(1)
こんにちは、ketaです。
先々週、田んぼの生きもの調査に行ってきました。
何かバケツ稲に関係あるのかって?
やだな、この後、稲バケツにオプションで入れる昆虫を採りに行ったんですよ。チビゲンゴロウにしようか、ミズスマシにしようか、って。
なーんて、ホントは本物の田んぼも知らないで皆さんに稲について偉そうに語れないからじゃないですか。
勉強です、勉強。
さて、生きもの調査の場所は栃木県の南東部、芳賀町祖母井(ウバガイと読みます)のコープネットでも取り扱いのある特別栽培米の田んぼです。
JA全農、JAはが野さんの全面的なご協力をいただいての実施で、地元とちぎと、遠方のちばからの組合員さんが参加されました。
この日、調査圃場とは道を挟んだ反対側のライスセンターでの調査前講習はたいへん盛り上がりました!
インストラクターはNPO法人「生きもの係」の林鷹央(はやしたかお)氏(→ときどきテレビでお見かけする方)。MacとUSBで接続した顕微鏡カメラを駆使して大変ビジュアル、かつ饒舌に生きもの調査のやり方等を説明してくれます。
こちらがインストラクターの林氏、ムエタイもやってらっしゃるとか
講習の頭で、氏がプロジェクターの画面を指しながら、参加者のお子さんにこんな質問しました。
「ヒトが生きていくのに、必要なものが4つあります。それは水と空気と食べ物と・・・、あともう一つとても大事なものは何でしょう?」
氏が期待していた答えは「愛」という言葉だったんですが、小学校低学年の男のコではまだ「アイ」は無理で、間髪入れずに返された答えは・・・、なんと。
「DS!(byニンテンドー)」でした。
この素直なリターンエースに氏は一瞬ひるみ、周りのオトナ達は絶句し、その後会場が大爆笑に包まれたのは言うまでもありません。
いいぞ、いいぞ!!!
こういうのは楽しまなくっちゃ!!!
~田んぼの生きもの調査(2)に続く