コープネット事業連合は、2017年6月にコープデリ連合会に名称を変更しました

佐渡トキ応援お米プロジェクト

佐渡トキ応援お米プロジェクト

後世に遺すべき、生物多様性豊かな佐渡島

佐渡の街を山から写した写真と佐渡の地図

佐渡市は、新潟県の西部に位置する離島です。四方を日本海に囲まれ、暖流と寒流の影響により、海の幸・山の幸に恵まれています。

佐渡市は、国連食糧農業機関(FAO)が提唱している『世界農業遺産(GIAHS)』に認定されています。後世に遺すべき生物多様性を保全している農業や景観について評価されたことが認定の理由です。

田んぼの写真

江戸時代に開山した佐渡金銀山には多くの人々が佐渡を訪れ、農業の技術の発達とともに、文化や芸能が発展しました。

そんな佐渡市も過疎化・高齢化の問題を抱えています。現在人口は5万7千人ほど。この佐渡の豊かな自然を後世に遺すために、生きものと共生できる農業を目指しています

トキを大空に羽ばたかせたい

トキが青空を飛んでいる写真

江戸時代、トキは日本中で見られました。しかし、乱獲や餌場となる田んぼの減少などで激減。1981年、最後の5羽が捕獲され、日本の空からトキは姿を消しました。

その後、中国から贈られたトキの繁殖に成功し、2008年には再び佐渡島に放たれています。
このトキの野生復帰を支えるためには、トキの餌となる生きものやねぐらとなる森林が必要です。

今年で7年目、「佐渡トキ応援 お米プロジェクト」

「佐渡トキ応援お米プロジェクト」で集まった募金を贈呈している写真

佐渡とのつながりは1994年。「CO・OP新潟佐渡コシヒカリ」の取り扱いから始まりました。この長年にわたる結びつきのもと、佐渡市の取り組みを応援するため、2010年に「佐渡トキ応援お米プロジェクト」がスタートして7年目。今年度は180万5,473円を寄付し、累計で1,482万7,944円を寄付しています。

「佐渡トキ応援お米プロジェクト」の対象商品の写真とイメージイラスト

これは、組合員が「CO・OP新潟佐渡コシヒカリ」をお買い上げになると、1㎏につき1円を、佐渡市が行う生きものを育む環境づくりを応援する「佐渡市トキ環境整備基金」に寄付する取り組みです。2015年11月から「新潟佐渡コシヒカリの焼おにぎり」(1点につき1円)も対象です。

※ 「佐渡トキ応援お米プロジェクト」の対象商品は、コープデリ宅配 または コープみらいのお店でお買い物求めいただけます。

基金は「生きものを育む環境づくり」に活用されています

トキの「ビオトープ」の写真
「生きもの調査の日」で見つけた蛙の写真

耕作放棄地などを「ビオトープ」として整備することで、生きものを育む環境を増やしています。このビオトープは、田んぼでの餌探しが難しい時期の餌場として重要な役割を果たしています。

また、年に2回「生きもの調査の日」を設定し、農家自らが自分の田んぼを調査します。自分たちで調査することで、自らの努力によって生きものが増えていることを実感し、「生きものを育む農法」へのモチベーションへとつながっています。

※「ビオトープ」= 野生の動植物が生息できる場所のこと

実感する「生きものを育む農法」の成果

JAファーム佐渡 板垣さん(左)とJA佐渡 水稲部会部会長 池田さん(右)の写真

JAファーム佐渡 板垣さん(左)とJA佐渡 水稲部会部会長 池田さん(右)

「生きものを育む農法に取り組んでから最初の4、5年は苦労しました。害虫が増えてしまったんです。けれども今では米作りを助けてくれる益虫も増え、よいバランスが保たれています。」と水稲部会長の池田さん。

JA佐渡 前田理事長の写真

JA佐渡 前田理事長

「トキだけが増えたわけではありません。サギやタカも増えている。それらを支えている生きものが増えた証拠。これも皆さまの支援の賜物で、そのシンボルがトキなのです。佐渡の生態系が目に見えてよい方向に変わってきていると日々実感しています。」

佐渡市 三浦市長の写真

佐渡市 三浦市長

「今朝、私の頭上を5羽のトキが飛んで行きました。そのくらい普通に見ることができる鳥になってきました。この9月にも15回目の放鳥が行われ、現在約210羽のトキが自然の中で暮らしています。これも7年目になるこのプロジェクトのおかげです。」

コープにいがた 小林理事長の写真

コープにいがた 小林理事長

「今年、野生同士のトキからひなが誕生して佐渡の大空に飛び立っています。本当の意味での野生復帰が実現したのだと実感し、感動しました。」

何よりも、美味しい!子どもたちが喜ぶ、佐渡米

子ども達が田植えをしている様子の写真
秋の「稲刈り企画」で親子で稲刈りをしている様子の写真

コープにいがたは、毎年組合員が佐渡を訪れる取り組みを続けてきました。その一つが、春の「田植え企画」と秋の「稲刈り企画」です。毎年多くの子どもたちが参加してくれています。

子ども達が田んぼでおにぎりを食べている様子の写真

佐渡を訪れて田植えや稲刈りをした後に佐渡米を頂くと
“また食べたい” “また佐渡に来たい”と、言ってくれます。

自分が田植えをした田んぼで稲を手刈りするので、年間を通して参加してくれる組合員もいます。

お米はもちろん美味しいですが、生きものを育む環境で佐渡米を作っていることを知ると応援したくなります。

私も子どもと一緒に田植えや稲刈りを体験し、子どもが「トキの為に佐渡米を食べたい。」と言って以来食べ続けています。と、コープにいがたの飯島理事。

トキとの共生で、すばらしい自然環境を子どもたちへ

子ども達が生き物調査をしている様子の写真

このように、「佐渡トキ応援お米プロジェクト」は、消費者が生産者と交流することで、気持ちがひとつになって進んでいます。

環境を守ることは、農産物の付加価値を高め、佐渡市の農業の活性化と人口減少への歯止めにもつながります。

環境にやさしい佐渡のお米を美味しく味わうことで、未来の子どもたちに、このすばらしい環境と美味しい佐渡米を残していきましょう。

Facebookシェアボタン