産地視察・交流

2015年3月18・19日、岩手県釜石市の唐丹町(とうにちょう)漁協で産地・視察交流を行いました

3月18日・19日、岩手県釜石市の唐丹町漁業協同組合で、コープネットグループの組合員と役職員19人による産地視察・交流「産地の想いをつなぐ」を実施しました。

唐丹町漁協は、人気商品「CO・OP岩手県産生わかめ」の産地。東日本大震災で津波に襲われ、甚大な被害を受けましたが、震災の翌年には生わかめの養殖を再開。加工場を再建して、「CO・OP岩手県産 生わかめ」を生産・供給していただいています。

初日、参加者は定置船に乗り、わかめの養殖場を視察。加工場ではわかめの「芯取り」作業を体験しました。唐丹町漁協との交流会では、上村勝利唐丹町漁協組合長から「販売高は震災前の70%まで回復。今年は黒字になった。やっとここまでたどり着いた」と報告。コープネット赤松光理事長は、「着実に前進していること聞いてホッとした。引き続き食べて応援したい」とこたえました。

産地視察・交流は、"食料の生い立ちを知ること""産地・生産者の想いを受けとること"そして、消費者・販売者の立場から意見・要望を伝え、フードチェーン(生産から消費まで)全体で「生産」「消費」について知識と理解を広げることを目的に、全国の主要な産地を対象に2009年から実施。唐丹町漁協は、震災後毎年組合員・役職員が訪問し、今回で5回目。

定置船に乗り、わかめの養殖場など湾内を視察。半島に刻まれた津波跡、わかめ養殖場の規模、海の生育環境について肌身で感じ取った

定置船に乗り、わかめの養殖場など湾内を視察。半島に刻まれた津波跡、わかめ養殖場の規模、海の生育環境について肌身で感じ取った

生わかめの芯を取る作業を体験。商品作りに手間をかけていることに、参加者は驚きと感謝の気持ちでいっぱいに
生わかめの芯を取る作業を体験。商品作りに手間をかけていることに、参加者は驚きと感謝の気持ちでいっぱいに
配達コースの組合員から集めた応援メッセージを、コープデリの地域担当から上村勝利組合長に贈呈
配達コースの組合員から集めた応援メッセージを、コープデリの地域担当から上村勝利組合長に贈呈
2日目は陸前高田市と大槌町を訪れ、復興の様子を見学。陸前高田市では、地盤のかさ上げのため、山を切り崩し、巨大なベルトコンベアで土砂を運んでいた。写真右には復元された「奇跡の一本松」
2日目は陸前高田市と大槌町を訪れ、復興の様子を見学。陸前高田市では、地盤のかさ上げのため、山を切り崩し、巨大なベルトコンベアで土砂を運んでいた。写真右には復元された「奇跡の一本松」
大槌町では、社会福祉協議会の方から町全体を見渡せる高台から震災当時の様子を自らの体験を含めお聞きした
大槌町では、社会福祉協議会の方から町全体を見渡せる高台から震災当時の様子を自らの体験を含めお聞きした
復興まちづくりを推進するNPO法人「おらが大槌夢広場」の語り部ガイドからお話をいただいた

復興まちづくりを推進するNPO法人「おらが大槌夢広場」の語り部ガイドからお話をいただいた

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